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Dr.タコの外来小咄 (282号)

街の神社の歴史のある祭典、こどもの引き御輿ですが町内を巡りました。老健施設でお花を頂いたので、皆さんに囃子の演奏を数曲聴いていただきました。車いすに乗せられて出てきたお年寄り達。なかには涙を流して喜ぶ姿も。こういうつながりが街を維持する原動力なのかなと感じた瞬間でした。

 

たかのくくりすぎっ!

「今日は、インフルエンザの予防注射お願いします」
「いいですよ、特に変わったことはないですか?」
「ええ、ただ、先週倒れましてね」
「倒れた!?」
「葬式に出たときに、気が遠くなって倒れたみたいで、よく覚えてないんだけど、その場にいた人が救急車呼ぼうといったんだけど、大丈夫だからって」
「それは大変だ、どうしてすぐ来なかったんです?」
「いやぁ、前にも倒れて『おまえ貧血だ』って言われたことがあるから同じだと思ってね」
「へえ、以前にもそんなことが?」
「そう、あれは中学生の頃だったかなあ」
「・・・」(Sさんはいま70歳です)
めまい入院は日常茶飯事と思い始めているこの頃でした、トホホ

ビミョーに違うんですけど

インフルエンザの予防接種の季節になりました
「あの、カゼの予防注射お願いします」
これ打ったからってカゼひかないわけじゃないですよ
「怖いから、鳥インフルエンザの予防注射やってください」
新型のワクチンはまだありませんけど
「例のタフミルとかいう薬ありますか?」
もちろんありますよ、ちなみにタミフルです
(タフミルのほうが効きそう、笑)
「うがい・手洗い・安静・栄養」基本もお忘れなく!

マインド・コントロール?

「Tさん最近調子いいじゃないですか」
「ありがとうございます」
「血圧も血糖も落ち着いていますね」
「でも、ここんところ食欲がありすぎて、抑えるのが大変なんですよ」
「変な話、野生動物に食べ過ぎの肥満や病気は居ないと言うでしょう、本当にそれが自分の食欲なのか、吟味する必要があるでしょうね」「?!」
「広告やCMにのせられて【食べたい・食べなくちゃ】と洗脳されていないか」
五感や欲までも自分のものに取り戻す必要がありそうです

食堂パトロール

昼ご飯たべにぶらりと入ったお店で、患者さんに出くわすことがあります。おたがいちょっとばつが悪いですね。
糖尿病の人がご馳走のあとデザートまで頼んでいたり、肝臓悪い人が昼間っからビール飲んでいたり(悪くなるわけです)
新聞に写真が載るからか、お店の人にいわれることも
「ああそうかタコ先生ですね、また来てくださいね」
すると他のお客さん「えっ、だれっ?」
「ほら、タコ内科のせんせいよ」とヒソヒソ・・
気弱なボクは?もう行けなくなってしまうのでした、ヤレヤレ

転載:月刊東洋療法 282号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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