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Dr.タコの外来小咄 (287号)

全国いや全世界的にインフルエンザが大流行です。受験生がいる家庭では心配ですよね。うちもそうですが「少し寒気がする」といったらかみさん「うわっ大変、うつさないでよ」とのことで一人で隔離されて寝て治しました。大雪低温もあり、いろんな意味で春が待ち遠しいこの頃です。

 

イマジン(想像してごらん)

「便秘がひどくて下剤もらえねえすべが」
「いいですけど、ちなみに何日くらい出てないんですか?」
「んだすな、一週間でないこどもあるす」
「ひえ~、ホントに?お腹張らないのかな」
「ふつうに食べれるすよ」
「でもね、ちょっと想像してみてくださいよ。お肉やご飯や魚を混ぜて36℃で一週間おいておいたらどうなるか。腐ってカビが生えてすごいニオイになるでしょう」
「んだすな」(ホントは想像したくもない)
「そんなものをお腹の中にいっぱい詰め込んでるのと一緒なんですよ」
そんなこと言われても出ないモンは出ないんですけどね

もしかして業界用語?

患者さんを送り出すときに声をかけますね
「お大事になさってください」「お大事にどうぞ」
それがつまって結構言いますね、看護婦さん
「お大事ください・・」ちょっとヘンな表現
「患者様」はかえってよそよそしいので使いません

もっと現実的にね

「Kさんクスリいつも切れてから来てますけど」
「ええ、なかなか忙しくて」
「でしたら、無理しないで、2週間じゃなくもっと多めに出しますよクスリ」
「そうですね。でも、2週間に一回くらい病院に来ないと、やっぱり」
「そうですか、まあいいですけど」
その次もKさんはやはりクスリが切れてからいらっしゃるのでした、トホホ

のんでるヒマがない!?

「今日はやけに血圧が高いですね」
「ええ、病院に来ると思って朝急いで来たから、クスリまだのんでないんですよ」
「急いでといっても、朝ご飯は食べたわけでしょう?」
「ええ(笑)」
「おまけに朝のドラマもしっかり見てきたでしょうし、だったらのむヒマがないとはちょっとねえ」
(それにヤニ臭いから一服してきたのはあきらか)
気持ちに余裕がないヒトが血圧が上がるのかもしれません

転載:月刊東洋療法 287号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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