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Dr.タコの外来小咄 (288号)

アンチエイジングという言葉は良く聞きますが、最近この言葉を使わないと宣言した雑誌が話題に。確かに年をとるのは悪いこと、若い=良い・美、の印象を助長しがち。CMでもお肌が、お腹が、ばかり。ちなみにタコは厄年を境に年を数えるのを辞めたのですが、何の問題もありません!

 

心配も「適当に」

「カゼをひいてセキが止まらないんですよ」
そういってこられたCさん
「そういえば、おととしの今頃も来てましたね。あのときはレントゲンで古い肋膜の影があるようだといったら、心配だからとおっしゃって、大学病院に紹介して検査しに行ったんですよね」
「・・ええ、そうでしたね」
「その後は検査していますか」
「いえ、全然」
「そうですか、でも年一回くらいは検査しましょうね、一回大丈夫だったら一生オーケーとはいきませんからね」
いっときあれこれ心配して、治まるとケロッとほっといてしまう、そういうかた多いですね。
心配も「適当に」してほしいものです

病院には近づかない?

私の知っている先輩の言
「じっさい、死ぬ人の8割は病院でなくなってるんだ、だから長生きするには病院に近づかないのがいちばんってわけさ」
「・・・(すごい理屈!)」
病院に縁がないのは良いに決まってますが、無理に遠ざけて、健診も何もしないでいると・・
ムリヤリ病院に行くハメになるのもどうかと思いますけどネ

人ごとのような言い方

「わたしは甘いのが好きなヒトだからなあ」
「わたすは水のんでも太るヒトだから」
「もったいなくてマゴが残したもの食べでるがらふとるんだべな」
「一人暮らしだから好きなものばっかり腹一杯食べるんだベナ」
なんだかカラダと本人が別人のような言い方ですね

インフルエンザの‘フル’コース

インフルエンザワクチンは重症化予防の効果があるのはもちろんですが、100%かからないわけではありません
接種してもかかってしまう人はいます
2回予防注射したのにインフルエンザにかかる子どもさんは毎年います
なかにはA型にかかったのにそのあとB型にもかかった子どもさんも・・・そのたびに痛い検査をして抗ウイルス薬を内服して
まさにインフルエンザを‘フル’コースで体験したわけで、お気の毒としか言いようがありません

転載:月刊東洋療法 288号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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