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Dr.タコの外来小咄 (302号)

Reiwaがスタートしました。私も昭和、平成、令和の三時代を経験させていただいてる者です、さすがにカウントダウンはしませんでしたが、最近は薬の営業から市長の挨拶まで「新しい時代にふさわしい仕事をすべく・・・」なんて上段に振りかぶってますけど、何が変わるんだろうとワクワクするタコです。

 

オンがあるからオフがある

「定年になってすることがなくなったら、なんだかやる気が起きなくて」
「定年うつ、というやつですかね」
「毎日が休みで何やってもいいとなるとね」
「夏休みも期間限定だから楽しいので、いつまでも休んで良いと言われるとかえってやる気がしない、今度の大型連休で感じた人も多いんじゃないですかね」
「そうなんです」
「じゃあまた仕事しますか」
「それも面倒くさいしね」
「ははは、そりゃただのワガママです」
なんだかんだゴタゴタしている今のままがなんだか楽しいわけで

アブラ売らずに水買って!

「すいません先生、なんだか心配で」
「どうしたんですか一体」
「今日午後から○○病院の耳鼻科に行ったんです、終わるまで2時間かかって、帰りに知り合いと路上で立ち話(炎天下で1時間以上!)自宅に帰ったら足に力が入らなくて、血圧が高いような気がして(不測)ふらふらして心配になって・・・」
「まあ、いわば熱中症みたいなものでしょう(世間話と炎天下に熱中しすぎ)!」
「ここに来たら安心と思って」
「そうでしたか、水飲めるなら寝るのが一番ですけど、点滴しましょうか」
「お願いします」
女性の立ち話には感心(寒心)します、でも親父の深飲みも同じかな

夫婦円満の秘訣

「最近まわりで別居中とか離婚したとかが耳に入るんだよな、君んところは大丈夫なのか?」
「それがアブナイんだよ、じゃなくなんとかね」
「うまくいってる先輩に聞いたことがあるんだ、夫婦が旨くやる秘訣を。相方を自分の奥さんじゃなくて、赤の他人と思うんだって」
「えっ赤の他人?」
「うん、知らない人が毎日食事を作り、掃除して、下着を洗濯してくれるとしたらどう思う?」
「ありえないけど、申し訳ないし、感謝だろうな」
「そこだよ、その視点を忘れないそうだ」
「いいんだかわるいんだかよくわからないけど」
「それだけの仕事をして給料は要らないというんだからね」
そのうち三行半(みくだりはん)突きつけられないかとびくびくするタコなのです

悩まない秘訣

「どうしよう、仕事が納期に間に合わないかもしれない、それにこないだのドックで要精査になってさ、大丈夫かな、癌じゃないかな」
「なんだか大変そうだな、そうだ悩まない秘訣を教えてあげようか?」
「なになに、教えてくれよ」
「悩まない秘訣はな・・・‘悩まない’ことさ」
「はっ!?」「悩むのをやめればいいのさ」
「あのな、バカにしてるのか?」「してないよ」
「だってどうしようもないから悩んでるのによ」
「う○ちをつかんでる人が、どうやってこれを手放せばいいですか?って相談してきたらどうする」
「まずいいからそれを放せよ、だろ」
それさ、僕には同じことに思えるんだけど違うかな?

転載:月刊東洋療法 302号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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