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Dr.タコの外来小咄 (316号)

新生活様式のもと、経済活動を再開させて、との方向ですが、予測困難な毎日ですので、この号が発行されるときはどんなでしょうか。今年はお祭りも花火も盆踊りもなくなり、街には活気がありませんが、家中のがらくたを捨て、故障箇所(僕も?)を直そうとし始めたかみさんに頭を抱えるタコなのです。

 

新生活様式ダイエット

「すごい痩せましたね、10キロ減ってますよ」
「でしょう、頑張りましたもん」
「どういうふうにしたんですか?」
「自粛でまず飲み会がなくなったんだ」
「でもそれだけじゃないでしょう」
「うん、毎食ご飯がこんなちっぽけになって」
「奥様のご協力があったということですか?」
「協力も何も、強力に変えさせられましたよ。オカズも食べすぎだーって減るし」
「でも、提供しておいて食べるなはないですよね」
「大皿で出してたのを各自の小皿にしたんだね」
「でもどうして変わったんでしょう」
「そりゃあ、今まで隠してた検診結果を見せたからだろうね」
有り難いことですね(少しお気の毒)

ナマズとニンチショウ

「コンニチハ、お元気ですか?」老人ホームにて
「おいっ、何するんだ、オレを殺す気か?」
「すいません、Sさん今日は興奮気味で落ち着かないんですよ」
「そうですか」
「なにしろ朝から『大地震がくるぞ、大変なことになるぞ』って大騒ぎなんです」
「えっ」
「いえ、もちろん何かの混乱なんでしょうけどね」
「どうでしょう、もしかして」
「まさか先生、ナマズじゃあるまいし」
「いえ、まさにそこですよ」
余計な常識、記憶が消えた分だけ、第六感が研ぎ澄まされてるかも!

糖尿病学校

「また血糖が上がっていますね」
「正月で食べ過ぎたんだすな」
「お薬どんどん増やすんじゃなくて、食事運動に気をつけて、なんとか薬を減らす方向に頑張りましょうよ」
「んだすな」
「いわば、糖尿病学校に入学する人は後を絶たないんですが、卒業できる人がほとんどいないんです」
「はあ」
「治療放棄して退学になるか、ずーと薬飲み続けて留年するか、合併症で命取りになって中退するか、しかし、恐ろしい学校です」
「わだす、何にも勉強しながったばって、なんでその学校さ入れだんだすべ?」
「・・・」

自粛太り その2

「なんだか血糖値が徐々に上がってますよ」
「ほら、いま学校が長期の休みじゃないですか、マゴの相手してるもんでね」
「えっ、お孫さんの相手して遊んでると、ジジババは疲れて大変という話はよく聞きますから、かえって運動量は増えるんじゃないんですか」
「いや、ついお菓子を一緒に食べるもんだから」
「なるほど~、そういうことですか」
「マゴマゴしていると」の新パターンです

転載:月刊東洋療法 316号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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