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Dr.タコの外来小咄 (320号)

世界情勢も、新型感染症も不安定で不確定な要素が多く、毎日が心配という方も多いと思います。でも山や海の向こう、カレンダーの先のことに怯えずに、いつも毎日、あたりまえに目の前にある出来事や自然の姿を見過ごすことのないように、感謝して過ごしていたいと、しみじみモードのタコなのです。

 

健康診断あるある

「えーと既往歴とか今治療している病気はないんですね?」
「そうです」
「あれっ、でもこれは腰椎の手術のあとですよね」
「ああ、5年前に椎間板ヘルニアをやって、今は3か月に一回薬をもらってます」
「それって一応、病院に通ってることになるんですけど」
「まあ、薬もらってるだけだからと思って」
「・・・(ありがち)」
この認識のギャップはやはりびっくりです

強制禁煙

「こないだ気管支炎にかかって大変でした。四日間寝込んで、タバコも吸えないし」
「タバコ吸わないのはいいことでしょう。元気になって吸えるようになりましたっていうのも、やれやれですけど」
「でもね、なぜか血圧も下がってるんですよ」
「それは具合悪くて安静にしてて、食欲もなくて食べてないからですね、そもそも喫煙は血圧をあげますから」
「そうなんですか」
「回復したからまた上がってきますよ、きっと」
「やれやれ、良いんだか悪いんだか」
そもそも禁煙するのが一番なんですけど

体重測定あるある

当院では診察前に全員体重を測っていただきます
もちろん太った痩せたもありますが、むくみの客観的指標にもなります
「あらいやだ体重測るの!最近太っちゃってさ~」→ありがち
「ちゃんと食べてるんだけど、全然体重が増えなくて」→意外とありがち
「オレはいつも銭湯で測ってる、65.3kgだ、ありゃ増えてる」→服着てますから
「看護婦さんみたいにもっと太りたいわ・・・」→対応に困ります
「ちょっとまってね、重いの出すから」→携帯に財布、誤差の範囲です
みなさん、そろそろありのままの自分を受け入れてくださいね!

期待しない

「もうすぐクリスマスだね、キミは子供達にどんなプレゼントをあげるんだい?」
「そうだなあ、その時々で相手が欲しそうなものだけど、予めひと言言うんだ」
「ひとこと?」
「そう、父さんのプレゼントには期待するなって」
「えっ!?」
「もらって残念だったり怒るとすれば、それは別のものを期待してたからだろう。もし、なにももらえないのが当たり前だったら、なにをもらっても嬉しいんじゃないかな」
「なんだかずるいかんじだけど」
なにも期待しないでそのままでいいなら、いつも平和なわけで、これは人生の極意でもある!?

転載:月刊東洋療法 320号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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