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Dr.タコの外来小咄 (327号)

タコの地元でも高齢者の集団接種が始まり、巨大施設を利用して一日数千人の接種を目指すというもの。医師はもちろん学生ボランティア、自治体職員も総動員の、ある意味お祭りの時よりすごいことになっています。半日お手伝いしてもうバテバテですが、この騒動を早く終わらせたい一心で皆頑張ってます。

 

メールに滅入る

「今朝からメールが送受信できなくて大変です」
と医師会事務局からの電話
「緊急の用件はFAXするなり電話すれば?」
「ですけど、何度もホームページの契約元に連絡してもラチがあかなくて」
「他のアナログの手段で対応すればいいわけで」
「このアドレスに送信してと言ってる方も多いので」
「だから使えない手段で対応しようとせず、電話、ファックス、郵送、伝言、手はあるでしょうって」
「わかりました、やってみます」
スマホ・メール世代には想像できないでしょうが、やればなんとかなるのです!
コロナワクチンの予約で置いてきぼりの高齢者もこの辺のすれ違いかな

「天使が通る」

は「会話や座談がとぎれて、一座の者が黙り込むことをいうフランスのことわざ」なのですが、外来でもたまにありますね
「先生になにか話したいことがあるそうです」
といって入ってこられたおばさま
「どうしましたか?」
「、、、、(ひゅー)」
「ほら、なんだか背中がかゆいんでしょ」と看護師
「。。。。(ヒュー)」
「まっ、いいですけどね」
天使とゆらゆらするのがキライではないタコなのです

8Kより「風景」

「今どきは8Kだって、ほらすごい高画質だね」
「ハイビジョンTVをみていうのもあれだけど、でもこの窓の外の風景、どれだけの画質だと思う?」
「そうだな、32Kくらいかな」
「∞(無限)Kだよ、8が横になったやつ」
「確かに、顕微鏡や望遠鏡でいくらでも拡大できるね」
「VR(仮想現実)だVFX(映画の視覚効果)だ、すごいリアルだと感心しているけど、ホントのリアル(目の前の風景)には比べるべくもないわけで」
あたりまえと見過ごすにはもったいないですね

酒飲みの試験紙

出張での会合帰りの電車の中で
「缶ビール買ってきたんで先生も一杯やりませんか?」
「ああビールね、僕はいいや、飲まなくても大丈夫」
「2本あるのでどうぞ、僕一人で飲んでもあれだし」
「いや、自粛で飲み会がなくなったら、飲まなくても良いことに気づいたんだ。むしろお酒は嫌いかもしれないって」
「えっ、でもこれまでは結構飲んでましたよね」
「まあストレスもあったし、でも家では飲まないよ」
「そうですかうらやましい(タコはほぼ毎晩家飲みしてますけど)」
自粛して わかるおまえは本当の 飲み助だよと 友が言い

転載:月刊東洋療法 327号
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会

Dr.タコ  昭和40年生まれ、慶應義塾大学医学部卒。田んぼに囲まれたふるさとで診療する熱き内科医。

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