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医者いらず健康長寿処方箋(89)

健康科学研究所所長・大阪市立大学医学部名誉教授 井上正康


 井上正康先生は、癌や生活習慣病を「活性酸素」やエネルギー代謝の観点と、地球や生命の歴史という大きな視野で研究されている国際的研究者です。現在、多くの府県師会主催の公開講座で講演され大好評を博しています。ぜひ貴師会でも!
ご連絡はURLより。 http://www.inouemasayasu.net

「パンデミックのコロナ変異株と遺伝子ワクチン」

 2019年秋に武漢で誕生した新型コロナウイルスがパンデミックとなり2回目の夏を迎えようとしている。約2週間に一回の速度で突然変異し続けるRNAコロナウイルスは、今では1万種を越す変異株が誕生して我々の生活の隅々まで広く深く浸透して根付いている。感染力が増強した新々変異株が旧株を次々に上書きしながら広がっていくのがパンデミックの実態であり、“トロイの木馬”の如く、国境封鎖、ロックダウン、自粛などは全て無効である。
 日本ではS型とK型の新型弱毒株が中国人と共に早期に大量入国しており、大半の日本人が気付かない内に無症候性感染していた。そのお陰で日本人の大半が早期にコロナ免疫を強化しており、3月初めに帰国日本人が成田から持ち込んだ強毒 G型株に対しても欧米の様な被害は出なかった。このG型株は昨夏の第二波では感染者の主要株となっていた。その後も新たな変異株が次々と国内外で誕生し続け、最近では感染力の強い英国変異株が日本の感染株の約80%を占めている。この様に感染力が強い変異株で次々と上書きされる様相が“無症候性の感染波”としてPCR検査で可視化されているに過ぎない。事実、日本では感染力の強いG型武漢株や英国変異株で重症化や死亡率が増加することはなかった。これは現在心配されているインド変異株(L452R/E484Q)でも同様である。この2重変異株は昨年10月にインドで発見され、英国や米国では本年2月22日と23日に検出され、日本でも4月25日に発見された。現在ではこのインド株は世界19カ国以上で検出されているが、発祥地のインドでは既に5月半ばに収束期に入っている。このインド型変異株も入国後数ヶ月経過した英米は元より、入国後数週間以上経過した日本でも重症化や死者を増やす兆しはない。ウイルス感染症では次々と誕生する新型変異株に対してシームレスに接し続けることにより免疫力が更新強化され、過剰な自粛やロックダウンは逆に免疫力を弱体化させて新々変異株に追い付けずに発症リスクが高くなる。この教科書的事実を多くの医師や専門家が忘れて過剰反応で世間を大混乱させている。今回はコロナ患者を診察しない日本医師会の会長が“医療崩壊するので国民を自粛させろ”と暴論を主張して政府や自治体を過剰反応させた。この“医療崩壊”は“少しタチの悪い季節性風邪”をペストやエボラと同等の病原体と誤診し、“指定感染症2類”に誤分類したまま放置している行政の不作為的人災である。世界一のベッド数を誇る日本では毎年1千万人以上のインフルエンザ患者に対して十分対応可能であり、“指定感染症2類”の誤用を止めればすぐに解決する問題である。
 現在では感染の90%近くが家庭と医療~高齢者施設である事が判明しているが、その事実を知りながら主要感染現場とは無関係の飲食業界をスケープゴートにして自粛時短を強要し、“禁酒法”まで持ち出して多数の店を倒産に追い込んでいる。その事を正確に理解している政府や厚労省の不作為は国家的医療犯罪であり、誤情報を垂れ流し続けるNHKやメディアが全国民に深刻な“コロナ脳”を植え付けた罪は万死に値する。
 この様な非科学的対策に振り回されて疲弊しきった国民は、“ワクチンさえ接種すればこの苦境から逃れられる”と思い込まされ、それに最後の希望を託すようにマインドコントロールされた。これは医師や専門家も例外ではなく、8割近くがワクチンを希望している。この様な恐怖感とワクチン幻想が国民を迷走させ、安全性試験結果を隠して遺伝子ワクチンを大量接種する世界初の人体実験が暴走している。今回、“遺伝子ワクチン”と呼ばれている薬は“遺伝子試薬”であり、9.11米国同時多発テロで危機感を抱いたペンタゴンが軍事物資として開発を始めたモノである。これはコロナの遺伝子を接種して体内で生じたスパイクに対して免疫反応を誘導する遺伝子試薬である。これは数ヶ月あれば開発可能であり、生物兵器としては極めて有用と期待されてきたが、過去20年間にSARS、MERS、新型インフルエンザなどの強毒ウイルスに対してワクチンとして認可されたことは一度もなかった。不特定多数の健常人に接種するワクチンでは、感染の重症化、致死率、予防効果、そして特に副作用を治療薬以上に注意深く検討する事が不可欠である。しかし、今回はパンデミックの緊急事態と恐怖感による過剰反応で安全性が完全に無視され、パンドラの箱が開けられて世界中が大混乱している。
 コロナ集団免疫の優等生であった日本では、昨年の超過死亡数が世界一激減し、ワクチンも不要な状態である。比較的短期のコロナ免疫記憶を維持し続ける為に、新々変異株と並走しながら集団免疫力を動的並行状態に維持する事が大切である。日本人は早期に集団免疫を獲得したが、既に世界でも感染者の多くが集団免疫を獲得しつつあり、第2波以降は大半が無症状~軽症で経過しており、コロナパンデミックも収束期に入っている。国境封鎖やロックダウンと無関係に、新型コロナのパンデミックは約2年間続くと予想されるが、過剰な恐怖感が世界中で人災被害を深刻化させ続けている。
 ポリオワクチンで有名な米国ソーク研究所が、“コロナのスパイク蛋白自体に毒性があり、血管壁ACE2に結合して血栓症を誘起すること”を報告した。米国のCDCも“2020年12月 14 ~18日だけで遺伝子ワクチン接種後に20万人中 3,000人が仕事や日常生活が困難となり治療が必要になり、29名が血栓症や血管系障害で死亡した”と報告している。ファイザー社のmRNAワクチン接種者の多くが「倦怠感、頭痛、筋肉痛、発熱、悪寒」を訴えているが、これは風邪を拗らせた時の症状そのものである。スパイクとACE2の結合が血栓症を誘起する事や“コロナ風邪の本質は血栓症であること”も判明している。
 オーストリアではアストラゼネカ社のDNAワクチンを接種後に6,676件の重篤な副反応と 41人の死亡者が確認されており、ドイツの老人ホームではRNAワクチン摂取後に入所者が次々と倒れて4週間で13人が死亡した。デンマーク、ノルウェー、オーストリア、エストニア、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルクなどでもDNAワクチンで血栓症や脳出血が続出して多くが亡くなり(死亡率 0.07%)、その使用が相次いで中止されている。これにより約8,000万人分のアストラゼネカ製DNAワクチンが買手を失った。企業が安倍前首相との買付約束を律儀に守り、それを最優先で日本へタライ回ししてくれないことを心から祈っている。米国ではファイザー社のRNAワクチンで“2月3~5日に2,500万人がRNAワクチンを接種し、609人が死亡、469人が重篤化、213人が後遺症で苦しんでいる”と報告されている。今回のワクチン障害は特に女性に起こりやすく、接種5~16日後に脳血栓症、内臓静脈血栓症、肺塞栓症、播種性血管内凝固症候群(DIC)などで多数が亡くなっている。これらの死亡率から単純計算すると、健常人7,500万人の接種で約1,800人が死亡する可能性が示唆されている。極めて有効であると宣伝してきたファイザー社も「自社ワクチンは約3ヶ月で効果が無くなるので、毎年数回以上接種してもらう必要がある」と明言している。ワクチンとしての薬害補償が免責されたメーカーとしては“濡れ手に粟”の大ボーナスである。物言わぬ医師やヒポクラテスの誓いを忘れた日本医学界は、国民に対して今回の不作為責任をどの様に思っているのであろうか?

転載:月刊東洋療法326号
公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会

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